アップダウンをしっくりさせましょう。
SOMAのSS-ATBやトラックバイククリテリウムとシングルスピードの話が続いていますので、今日はギアードの小話をひとつ。
「前のギアと後ろのギア、どの組み合わせで乗ればいいんですか?」
新しい自転車を納車する時に、こんなことを聞かれます。 ママチャリと違ってフロントのギアは2枚や3枚に増え、リアのギアも今では12枚もあったりすると確かに迷ってしまいます。
そんな時ぼくらは「まずは乗ってみて、色んなギアの組み合わせを試してみて下さい。 そうすると自分に合った組み合わせが見つかりますよ。」と話します。
「分かりました!」としばらくギアを試してみて調子の良いギアの組み合わせを見つけたけど、坂道が来た時にリアのギアが足りなくてフロントをよく変速する… 何故かスプロケットの内側か外側の方だけ偏って使ってる… でも、この組み合わせが丁度良いのに…
脚力や走る場所によって漕ぎ方や好みの速さは異なるので、仕方ないのかもしれません。
でも、そんな時はフロントギアの歯数を大きくして全体的にギアが重たくしたり、小さくして全体的にギアが軽くしたりしましょう。 そうすることでリアの変速だけでスムーズに走れたり、スプロケットを満遍なく使えるようになります。
多くの場合は、クランクはアームとチェーンリングがバラバラになります。
チェーンリングには歯数やPCD(ピッチ・サークル・ディアメータ)という規格が記載されていたりします。 ここを見て、自分に合った歯数とクランクアームの規格と同じチェーンリングを探してみましょう。
こんな感じで自分にあったギアを組み合わせることができます。
どうもしっくり来ないドライブトレインのままだと、スプロケットの消耗が偏ってしまったりチェーンに負担を掛けることになる場合もあります。
しっくり来ないことを解決する、それって他の事だったら当たり前のことだったりしませんか? 自転車だって同じです。
さあ、この秋に自転車を自分好みに変えてみましょう。