何度だって話したい、地味だけど大切なこと。 – スポークの緩み止め
この水色と黄色の液体。
レンタルピットで車輪を組んだ経験がある方にはこれが何か分かると思いますが、そうでない方にとっては「?」でしょう。
ヒントは車輪にまつわるエトセトラ。 名前をスポークプレップと言います。
答えに近付くためにまずは車輪について見てみましょう。
真っ先に目が行きやすいのがリムとハブですが、そのふたつを繋ぐ物として存在するのがスポークとニップルです。
スポークにはネジ山が切ってあり、ニップルをねじ込むことによってスポークの張りの強さを高めていきます。
車輪を組む流れはでグリースモンキー・バイクスクールやプライベートレッスンで学んで頂けますので、興味がある方は是非ご相談くださいね。
さて話は戻って、先程の水色と黄色の液体ですが、正解は次の写真のようにスポークのネジ山だけに薄く塗って使います。
特に激しい乗り方をしていなくてもスポークとニップルのネジが緩んでしまい、車輪が振れてしまう事が少なからずあります。 ライド中や家で整備をしているときに気づいたことがある方もいるのではないでしょうか?
ネジの緩み止めとして機能するのがスポークプレップなのです。
カルチャークラブで愛用しているWheelsmith社製のプレップはこのように2色あるため、異なる長さのスポークを判別しやすいように活用することができます。
一見地味な一手間ですが効果は絶大!の、この塗布作業が大好きな、カルチャークラブの新人ともやんでした。