Truckerのすゝめ – サーリーのディスクトラッカーを見てみよう。
年末年始に北海道を自転車で走るような自分、カモが育ったのも360度を山々で囲われた長野県でした。
同県岡谷市出身の小口良平 / オグチ・リョウヘイさんは、その山々を抜け、約9年を費やして世界一周157カ国約16万kmを自転車でのツーリングを達成しました。
先日サークルズで行われたトークショーでは「本当に美しい景色は写真に残せない」、「野生動物よりもアリが怖かった」、「3つの現地の言葉」、「ハイカーと自転車乗りしか越えられない国境」など、どれもメインディッシュ並みのボリュームがある楽しい話をいただき、ツーリングに意欲を燃やしていた大学生時代の気持ちが沸々と湧いてきてしまいました。
僕の中ではツーリングは走行距離や獲得標高、速さを目的とせずに、行った先に広がる景色や振る舞われる食べ物、そこでしか出会わないかもしれない人たちとの情報交換、共に同じ時間と道を過ごす仲間との他愛もない会話をするのが楽しみだと感じています。
多くの景色や出会いを経験するには、長い旅を支えてくれる自転車が必要不可欠ですよね。
現在、一旦長い旅を終えている小口さんの自転車は、SURLY / サーリーのツーリングバイク Long Haul Trucker/ ロングホールトラッカーでした。
多くの方がご存知の通りサーリーのフレームはどれもクロモリ(クロムモリブデン鋼)で作られています。 非常に優れた強度と硬度があり、また溶接が容易であることがツーリングバイクに限らず永く乗ることが出来るバイクに選ばれている理由のひとつです。
小口さんは旅先で事故に遭ってしまいフレームにクラックが入り、街で溶接を行っているところを探して修理してもらったそうです。 もちろん、リペアが効くこと以外にも(バイクにはあまり良くありませんが)過積載をしてもフレームが”しなる”ので破断しづらかったり、その”しなり”が長距離を走る上でのクッション的な役割を担ったりもしてくれます。
ロングホールトラッカーはサーリー元来の類まれなる耐久性に加えて、低い位置のクランクとそこからリアに伸びる長いチェーンステーによるゆったりと快適性と、フロントとリアに大きなパニアバッグを装着したときでも抜群の安定性を発揮してくれます。
そして、もう一つのモデルのDisc Trucker / ディスクトラッカーは、その名の通りディスクブレーキを採用したバイクがあります。 多様化しているライドシーンや大量の荷物、あらゆる気候や地形でもより確実な制動力を得ることが出来ます。
カルチャークラブでも今までに、様々なタイプのディスクトラッカーをご提案させていただきました。
ドロップハンドルにセミブロックタイヤを履いてフロントラックを装着した、オンロードをメインとしたツーリングバイク。
街乗りから、ちょっとしたロングライドもスイスイと走れてしまうコミューターバイク。
ボリュームのあるブロックタイヤで、オフロードでしっかりとトラクションをかけることができるガールズグラベルバイク。
様々なアッセンブルが出来る2つのトラッカーモデルは、身長155cmから200cmまで幅広く対応するフレームサイズが用意されていて、低速での安定性能と自然なハンドリングがあるため、自転車を始める方や女性から選ばれることが多かったりします。
小口さんのような月まで広がるような冒険心から、日々の快適な生活まで、使う人それぞれにピタッと合っていく頼もしい「運転手」。
あなたがどこを目指すかは自由なんですよ。
これはまだ内緒な話ですが、今週末に青いディスクトラッカーが1台やってくる予定です。 50サイズで165cm前後の方にオススメですね。 GIRLS RIDEALIVE in 北海道や夏のキャンプツーリングを考えている人には、願ってないチャンスかもしれません。