【2021/12/31 – CRITICAL MASS NAGOYA】
今ある環境をより良くするために。
北海道、東京、京都、大阪、福岡などなど日本各地でも熱い声と信念とともに定期開催され始めているクリティカルマス。
今から約30年前の1992年のサンフランシスコ。
https://cc-ngy.com/event/criticalmassnagoya2017
当時、街は自動車が交通車社会の中心であり、通勤や通学など日常で自転車を愛用していた人たちや道路を職場としていたメッセンジャーにとっては”道路”を失われた状況でした。 より多くの人に自転車に乗ってもらえるために、交通事故が多発する交通社会に警鐘を鳴らすためのある行動を起こされました。 その行動は、臨界点を超えたものであり、クリティカルマスと呼ばれました。
日本では、その5年後の1997年に京都の自転車好きな学生2人が、“道路”を自転車で走ったのが日本で初めてのクリティカルマスと言われています。 その後、日本各地へと広がり、様々な場所でアクションが起こされてきました。
毎月最終金曜はクリティカルマス名古屋とPLIKING
今月のクリティカルマス名古屋とPLIKINGはなんと大晦日に丁度バッチング、自転車レーンや歩道、道路のゴミ拾いが始まるときには雨まじりの雪が舞っていました。 普段は夕方に行っているため道路や交通環境、歩行者の状況がガラリと変わった街中でも、まだまだゴミがたくさん落ちていました…
飲み終わった空き缶やペットボトルがそのままポイッと捨てられて自転車レーンは安全とは言えません。 危うく踏んでしまったり車輪に巻き込んでしまったり、落ちているゴミに注意して避けようとして対向者との距離が近くなってしまったり…。 小さなことかもしれませんが自分たちが走る環境を自分たちで整えていくことも大切。



約1時間のPLIKING後のクリティカルマスのときには曇り空の隙間から太陽が現れて道路をしっかりと照らしてくれ、親子連れ、名古屋のレンタルママチャリ”でらチャリ”、チャイルドトレーラーBurleyなどなど参加者総勢24人でスタート。
年末や昼間ということもあってタクシーや大型バス、他県ナンバーの車が走る街中をいつもより少し長めに設定されたルートは、集合場所の希望の広場から桜通を進み、来年に撤去予定となっている名古屋駅前の”飛翔”に挨拶するという粋なモノ。
自分たちが利用する今ある環境をより良くするために。 そして自転車という環境に優しく便利な乗り物が次の世代においてもしっかりと活用される未来のために、僕たち自転車利用者が一致団結してできること。 それがクリティカルマスマスとPLIKINGだと信じています。
来年も変わらず毎月最終金曜に開催されていきますので、名古屋の自転車乗りの皆様のご参加をお待ちしています。