Critical Mass Nagoya
今から25年前の1992年。 僕が生まれたその年にサンフランシスコでも、あるコトが生まれていました。
当時、街は自動車が交通車社会の中心であり、通勤や通学など日常で自転車を愛用していた人たちや道路を職場としていたメッセンジャーにとっては”道路”を失われた状況でした。 より多くの人に自転車に乗ってもらえるために、交通事故が多発する交通社会に警鐘を鳴らすためのある行動を起こされました。 その行動は、臨界点を超えたものであり、クリティカルマスと呼ばれました。
日本では、その5年後の1997年に京都の自転車好きな学生2人が、“道路”を自転車で走ったのが日本で初めてのクリティカルマスと言われています。 その後、日本各地へと広がり、様々な場所でアクションが起こされてきました。
そして、ここ名古屋でもアクションが起きます。
デイジーメッセンジャーのイズル氏が発起人となり、アースデイである4月22日(土曜日)に、
クリティカルマスを開催する事になりました。
クリティカルマスは都市における自転車利用者の地位向上や自転車利用促進を訴えるために街中をアピール走行する市民運動。
サンフランシスコで始まり、現在は世界中の都市で行われています。
・交通事故件数・死者数共に全国ワーストを記録している愛知県。
平成28年中、名古屋市内でも死傷者16,318人中3,082人が自転車利用者でした(四輪車10,871人 、歩行者1,234人 、愛知県警交通統計より)。 自転車利用に関する問題提起は年々増えています。 しかし法整備、インフラ整備、業界の取り組みは追いついていませんし、その原動力となるはずの市民運動は表立って出てきていません。
今回、愛知県警や行政機関との交渉の中でなんとか合法的な形での開催を実現できることになりました。 歩行者も自転車利用者も車に乗っている人もただ移動手段が違うだけで同じ市民に変わりなく、そこに強者も弱者もありません。 あるのは管理する側の業務上の都合です。 多くの自転車利用者のご参加お待ちしています。
今ある環境をより良くするために。 そして、自転車という、環境に優しく便利な乗り物が次の世代においてもしっかりと活用される未来のために、我々自転車利用者が一致団結してできること。 どうぞ名古屋の自転車乗りの皆様のご参加をお待ちしております。
クリティカルマス名古屋
日時:2017年4月22日 アースデー 土曜日 13:00
集合場所:久屋大通公園南噴水広場
※市街地をゆっくり30〜40分ほど走行します。ルートは交渉中につき当日発表。
4月22日(土曜日)は、クリティカルマス参加のため、カルチャークラブ店舗の営業は9:00~12:00となります。 また、姉妹店サークルズ店舗の営業は15:00~20:00となっています。 何卒よろしくお願い致します。