We can use the UNIOR Bike tools.
今回は、CultureClubで使用できる工具についてお話させてください。
その名は、”UNIOR Bike tools”。
イタリア半島の付け根東側にあるスロベニアと言う人口200万人ほどの小さな国で生まれ、
ワールドカップのレースシーンなどでも見かけることのできる鮮やかなスカイブルーがトレードマークの工具メーカです。
自転車用に作られた工具の数々は、細かいところにアイディアがつめ込まれており、
実際に使ってみると、「おっ!」と思わせる、安全で使いやすい工具たちになっています。
これは、実際に自転車に触れる機会の多い人達から多くの意見を集めた結果にほかなりません。
そんな中でも僕のお気に入りの工具をまず2つ御紹介させていただきます。
まずは、一番感動した、コチラ。
CARTRIDGE BOTTOM BRACKET TOOL
最近では、めっきり数の減ったカートリッジ式のBB外し。
コレのどこが最高かといいますと、工具裏側?に設けられたネジ部分。
このネジをクルクルと回しますと、BB軸を使用して工具をしっかりと固定できます。
お店にオーバーホールでお持ち込みいただく自転車は、BBが錆びて固着していたり、ものすごく固く閉まっていたりとBBまわりは難敵が潜むことが多いのですが、一般的なこの工具ですと片手で工具を持ち、残った手で工具がずれないように押さえなければならないので、噛みの浅いBB工具は外れる心配があるので力いっぱい力をかけづらいのです。
「そこを巧くやるのがプロだろ。」
そんなお言葉もありそうですが、プロだからこそ安全でお客様の自転車を大切に扱える工具が大事だと思っています。
それに加えCultureClubは、自転車に初めて触る方も多くお越しいただく場所。
こういった心遣いができる工具メーカーさんは、とてもありがたいのです。
そしてもう一つは。
このハンマー。
BUMPING HAMMER
ええ、ただのハンマーです。
ちゃんと手に伝わる反動を減らしてくれるようになっていますが、まあ、工具界ではよくあるタイプです。
そんなハンマーの何が僕の心を打ったかといいますと
この”ピクトグラム”。
伝わるものは、「ゴーグルをしろ」「手袋をしろ」の2つ。
そうなんです。
ここでも安全を訴えてくれているのです。
作業が慣れになればなるほど、おろそかになりがちな工具使用時の安全確保。
それを使うたび、思い出させてくれるワンポイントの絵。
ニクイです。
そんなUNIORの工具、レンタルピットではご自由に使用していただけますし、気に入ってご自分の工具箱に入れておきたいというのであれば販売分をお取り寄せすることも可能ですので、まずは使ってみてくださいませ。
レンタルピットでお待ちしています。