時には弘法も筆を選ぼう – 工具のメンテナンス

カルチャークラブのレンタルピットでは、「専用工具の使用前には必ずスタッフの説明を受けてください」や「ピット使用終了後はスタッフの確認を受けてください」といったルールがあります。
これには、フレームやパーツを壊してしまわないように工具を正しく使っていただきたいという思いが込められていますが、それには工具が正しく機能することが必要不可欠になってきます。

本日ピットインしたスプロケットリムーバー（ホイールからスプロケットを外すときに回ってしまうのを保持する工具）は、レースなどの屋外での使用が多く、チェーンが錆びてしまっていたので緊急オペスタートです。

まずは、先端が細い工具でチェーンピンを押し抜き、工具の柄からチェーンを取り外します。

次に、元々と同じ長さにチェーンを切ります。 これは新品である必要はありませんので、普段多く使用する変速数に適した使い古したチェーンでもOKです。（チェーンの切れ端は多くストックしていますので、もし必要な場合にはご来店の際にお声掛けくださいね。）

レンタルピットやレース会場など、一般的よりも使用頻度が高い場合には工具の柄とチェーンを繋いでいるピンが力に負けて飛んでしまうことがあります。
そこで、ピンではなくボルトで交換してみました。 （チェーンの穴にはM3のボルトが通ります。）

• 

• 

• 

• 

確かなメンテナンスは、正しく機能する工具から生まれますので、是非一度お使いの工具をチェックしてみてください。
自転車だけでなく、工具のメンテナンスのご相談もお待ちしておりますね。