タイヤ革命
ココのところタイヤ周りが騒がしい。
ディスクブレーキの普及によってリムブレーキの制約から開放されフレーム・フォークの隙間さえあれば目的に応じて色々なものが使えるようになってきている。
例えば、ホイールサイズ。
昔、ロードやクロスと言えば700c。
ATBは、26インチや29インチと決まっていた。
そこに彗星のように現れた新規格。
650bもしくは、27.5インチ。(この2つは、ETRO表記で584と同じもの)
ちょうどいい中間サイズ。
次に、タイヤ幅。
昔、ロードのタイヤと言えば23c以下。
クロスのタイヤと言えば、32c近辺。
ATBと言えば、2.1近辺。
それが今や、なんでもござれのフィーバー状態。
はてはファットだのセミファットだのと無いタイヤ幅を探すほうが難しい。
そんな別々の道をたどってきた2つの出来事が出会い頭でぶつかった時、世界に衝撃が走った。
ロードは、細いタイヤ。
ATBは、太いタイヤ。
そんな常識はどこかへ消え去り。
走りたい場所によってホイールサイズもタイヤ幅も選択する。
そんな時代が訪れた。
例えば僕が使っているKona RoveST。
オンロードがメインで快走したい、でもプラスしてどんな道を見つけても大丈夫にしておきたい時はこの仕様。
650bホイール + WTB Horizon47cタイヤ
この仕様なら、突然現れるガレた道も問題なく。
更には、凄く遅くなりはするけれど砂浜だって走れちゃう。
でも、本格的なオフロードとなると厳しくなる。
行けないわけじゃなくて、楽しくなくなってしまう。
だからそんな道に走りに行きたい時は、この仕様。
700cホイール + SimWorks The Homage43cタイヤ
この仕様なら殆どの林道もシングルトラックも突っ込んでいける。
車輪をつけ変えれば、一台の自転車でほぼすべての道に挑戦できるようになる。
コレを革命と言わず何と言おう。
「ただ便利になった」だけ?
絶対に違う、世界は変わり始めている。
勢いがつきすぎて大きな話になっちゃいましたけど、本当にこの「タイヤ交換」楽しいんです。
1台で「今日はこっち」「明日はあっち」って遊べるようになるんです。
この先は、ロードとクロスとかじゃなくてタイヤサイズで自転車を分ける時代になっていきますよきっと。
「俺、明日は650bの45で行くよ。」
「じゃあ、ボチボチ山はいる感じかね?」
「そうだね。」
そんな会話になったら楽しいな〜。
さあ夢広がる車輪交換、自分の自転車のタイヤ幅が気になってしまった皆さま、疑問質問があればいつでもCultureClubへお越しください。
車輪交換のご相談から、取付可能かどうかの相談も喜んでお受けします。
迷ったらまず、CultureClubへいらしてくださいね。
こう言う車輪交換も「自分でなんとかしたい!」。
そんな時は、基礎知識さえ身につけてしまえば自分で妄想自転車店を開店することも可能です。
その基礎知識の習得は、是非ともGrease Monkey Bike Schoolをご利用ください。
今度の金曜日は”Basic03 : Drive Train Clinic / ライド中のチェーントラブルを解消しましょう”を開講させて頂きます。
先程の写真ではないですが、砂浜なんか走ったらチェーンのメンテナンスは、再重要です。
是非とも受講してください。
よろしくお願いします。