用法を守って使わないといけないパーツ – チェーンを繋ぐミッシングリンク
自転車に必ず付いているけど意外と知られていないパーツの話、第二弾。
今回はチェーン、ではなく変速用チェーンに関する小さなパーツの話です。
シマノの変速用チェーンは、パッケージを開けるとこのように袋詰めされています。
チェーンの長さはフレームサイズやチェーンリング、リアスプロケットの大きさなどの要因によって異なるので、その車体に最適の長さに切って繋ぐ必要があります。
切ったチェーンを繋ぐ方法は2種類あり、ひとつはアンプルピンをチェーン工具で差し込んで繋ぐ方法。こちらについてはまた別の機会で。
今回紹介するのがもうひとつの方法である、ミッシングリンクと呼ばれるパーツで繋ぐ方法です。 シマノでは11速チェーン専用でクイックリンクという名前で出ています。
適切な長さに切ったチェーンの両端に2枚で1セットのミッシングリンクを取り付け、 左右両方(矢印の方向)に引っ張ってはめ込みます。 シマノのクイックリンクは専用の着脱工具が必要になります。
着脱が容易なのでチェーンを外してガッツリ洗浄出来るのが嬉しいポイント。 ライド中にチェーンが切れてしまった時に備えてチェーン工具とセットで携帯しておくと安心ですね。
変速段数が多いほどチェーンは薄くなるのでそれぞれで互換性がないので、それに合わせてミッシングリンクも変速段数に合わせたものを選ぶ必要があります。
また、ミッシングリンク自体は薄い金属プレートなので、同じものを使い続けてしまうと穴が広がり緩くなってしまうので再利用は3~5回までとなっています。 一番薄くなる11速用のミッシングリンクは再利用不可が多いので気を付けて下さい。
薬とミッシングリンクは、用法をよく守ってご使用下さいってことですね。