Rebuild and Revive. – 車輪を組み直して、まだ使い続けましょう。
今日、お店の前には壮観な風景がありました。
左のPFM号はコーヒーやコッペパンサンドをご近所の花市場に、右のデイジーメッセンジャーのバイクは荷物から修理用のタイヤやパーツを街中まで運んでいます。
乗る人の体重に加えて、大きな荷物を積んでも安心して走るためにはホイールという2つの輪っかの存在が必要です。 そんなホイールは、長年の使用によってガタが来てしまったり、グレードアップしてみたかったり、時には見た目を変えたいなんてことも出てきます。 新たにパーツを買ってホイールを組む以外にも、まだ使えるパーツを再利用して組み直すという方法もあります。
ホイールを構成するパーツの中でも頑丈なハブは再利用できる場合があります。 再利用できるかどうかの判断基準のひとつはベアリングです。
シールドベアリングの多くは整備不要のメンテナンスフリーですので、ゴリゴリと抵抗がある場合には再利用が難しいこともあるので要チェックです。 (CHRIS KINGの様に整備や内部のパーツ交換が可能で、長く安心して使用できるシールドベアリングタイプのハブも存在します。)
シマノのハブなどに採用されているカップアンドコーンタイプであれば、オーバーホールやベアリングボールの交換をしてあげることで再び命を吹き込んであげることもできます。
ハブの準備が出来たら、次はスポークです。
ハブやリムを再利用してホイールを組む場合、使用による強度の低下の面もありますが組み合わせるハブとリムによって長さが異なるためスポークの再利用はオススメしません。 適正の長さにカットしたスポークを用意します。
さあ、ハブ・リム・スポーク・ニップルが用意できたらあとは組んでいくだけです。
バラバラの状態から徐々に組み上がっていく風景は、何度見ても気持ち良いものです。
一度役目を終えたハブやリムも丁寧に手を掛けてあげれば、再び回り始めます。
カルチャークラブでは中古のハブやリムのストックもありますが必要であれば新品のパーツを取り寄せすることも可能です。 SimWorksが取り扱っているVeloCityであれば実際に手に取ってご覧になることもできます。 あまり日の目を見ることのなかったブレーキ面に加工のないリムも何本かストックしているので、アクセントが効いたディスクブレーキ用のホイールも組むことが出来ます。
また、レンタルピットでは振れ取り台はからスポークカッターまで使うことできるので、スポーク長を出してカットしてゼロから組むことに挑戦もできます。
2つの輪っかに興味が出てきた方、明日は日曜日なので9時からお待ちしておりますね。