山がほしい
日本ではゴールデンウィークも終盤。
観光地や高速道路のパンパン具合を避けてお家でのんびりという方も多いのではないのでしょうか?
でも、せっかくなんで自転車で出かけてみて下さい。
もしくは、自転車に乗りに出かけてみて下さい、渋滞もないですから。
さて上の2つの文、自転車に乗るという行為は同じなのですが自転車が手段か目的かの違いが存在します。
この微妙な違いの様にこの間ふと思ったことがあるのです。
バイクパークとトレイルの違いって何?
ダウンヒルバイクを使うのがバイクパークで、そうじゃないバイクを使うのがトレイル?
作り込まれたコースがバイクパークで、自然のままがトレイル?
リフトで上がるのがバイクパークで、自走で上がるのがトレイル?
有料がバイクパークで、無料がトレイル?
う〜ん、なんだろうな〜どれもそうな気もするし、そうじゃない気もする。(それぞれ否定の材料も肯定の材料も思いつくのです)
そんなとりとめのない事を考えながらダラダラとトレイルに続く上り道を登っていたのです。
「パトロールが来るのがバイクパークで、来ないのがトレイル。」
おおっ、コレだ。
そんなスキーの時に聞いた言葉をそっくり当てはめて、ゼイゼイ言いながらひとりごちたのです。
登りの最中で脳に空気が行ってない割には良い説明ではないかと思っていましたが、コレも下山して考えてみると「う〜ん」な部分があり、結局答えはでぬまま、今に至ります。
皆さんどんなお考えをお持ちでしょうか?
何故そんなことを思ったかと言えば、その上り坂は最高のトレイルに続いていて「こんなトレイル、どうやったら日本にできるかな〜」なんて考えていたのです。
まず先人に習うということで沢山の良質なトレイルがあるアメリカは、どんな感じで出来上がっているのでしょう。
場所は、国や地方自治体。(たまに個人の山もございます)。
維持と管理は、ローカルライダーだったり地元の自転車協会(ライダーベースもあれば自転車屋ベースもあります)。
金は、スポンサー・寄付・国・地方自治体など(自転車メーカーのみに限らず、飲食業や地元企業・小売店なども)。
と上手く手を取り合い、トレイルの生まれから成長まで繋がっています。
以前に、ご紹介させていただいたように。
トレイルでの住み分けもちゃんと成されています。
What is the Trail?(←詳しくはこちらを)
誕生・成長・維持に必要なモノは、
山・人・金
以外に少ない、たった3つ。
コレなら日本でもがんばれば・・・
そしてココで気づいたのです。
バイクパークとトレイルの違い。
あまりに単純で、僕があまりに自転車目線過ぎたため気づけませんでした。
そう至極簡単です。
バイクパーク:自転車しか使わないもしくは来ない山道。
トレイル:皆で使う山道。
コレですね。
そうずっと日本であった違和感が消えました、僕が願っているのはトレイルであってバイクパークではないのです。
バイクパークはもちろん最高に楽しいです。
でも、愛知の山に増えてほしいのはトレイルなのです。
コレは、帰ってからの大きな目標です。
Culture clubで何ができるかわかりませんが、少しずつでも広めていけたらと思います。
そんな楽しみな気づきがあった金曜日。
明日、こちらは土曜日。
日本の皆様は、日曜日。
さあ、何処のトレイルへ出かけましょうかね。