穴を飛び越えろ!クッキーモンスター!
お昼休憩にPFMのクッキーを食べながら、「どうしようか?」とユーヤとの作戦会議の的になっていたのはコチラ。
今年のゴールデンウィークに開催したSwap Meetで出品されていたROLF PRIMA / ロルフ・プリマのハブ。 最低限のスポーク数で最大限のパフォーマンスを実現しているロルフ・プリマの完組みホイールをバラしたフロントハブで、そのスポーク数は14ホール。
Web Shopにも載せていて、店頭でも何人かの方にホイール組みのご提案もさせていただきましたが、一般的なハブでも24ホールや20ホールが少ない印象で、それよりも更に少ないとなるとリムの選択肢がとても狭まります。 リムだけで手に入るものだとカーボンリムがほとんどな世の中。
う~ん….と迷っていてもしょうがない! Velocityの人気者 A23の良品中古が運良く転がっていたのでパっと組もう!
上の画像で、使われていないホールがあることに気付かれた方は鋭い勘と観察力をお持ちですね。
そうです、今回は少しトリッキーな組み方をしてみました。
用意するのは28ホールのリム。 ホールを1つ飛ばしでスポークを通していけば、なんと半分の14ホールになります。 リムによってはホールが左右に振り分けられているものもあり、シビアなセッティングを望む場合にはあまりお勧めは出来ませんが、A23はリムのセンターにホールが開いており小さく左右の角度が付いているだけなので調整でOK。
ROLF PRIMA Vector Hub x Velocity A23
Culture Club SP Track Wheel
※ブログを書いている間に売れてしまいました!
HUB(USED) | ROLF PRIMA | Vector 14H |
RIM(USED) | Velocity | A23 NonMSW 28H |
SPOKE | DT SWISS | Champion #14 |
NIPPLE | DT SWISS | Aluminum Nipple #14 |
確かな頑丈さを持つDT SWISSのチャンピオンの14番(径2.0mm)ストレートスポークに、同じくニップルもDT SWISSのアルミニップル。 そこにA23の堅牢さも合わさって、軽さと頑丈さを兼ね備えたよく走るホイールに組み上がりました。
また、今回はブレーキ面の加工がされていないNonMSW(Non Machine Side Wall)のリムですので、ブレーキを取り付ける必要がないバンクやクローズドコースで行われるクリテリウムレースで一番の風を切ってくれるはずです。
早くしないとユーヤが食べてしまいそうな勢いですので、気になる方はお早めに!・・・と、最後を締めようと考えていたのですが上記の通り、既に若人の手に渡ってしまいました。
今回は少しトリッキーな例でしたが、手組みの真骨頂はリム、ハブ、スポーク、ニップル、そして組手のバランスによって使う人にピッタリ合ったホイールを作り出せる、ということです。
グレードアップやドレスアップ、より快適な乗り心地を手にしてみると、自転車の世界がグッと変わっていくと思います。 時にはクッキーモンスターの様に欲に素直になってみてはいかがでしょうか?
まずは、ご相談からお待ちしておりますね。