【長く乗り続けるために】 – 定期的に依頼してほしい事
先日メカニックピットに入庫した1台のセブン。3年前にも同じ依頼で入庫した車体です。
依頼内容はオーバーホールです。
カルチャークラブのオーバーホールは、車体を可能な限り分解し、洗浄し、潤滑のためのグリスアップを行い、消耗品を交換した後に再度組上げて、自転車をしっかりリフレッシュします。
自転車は多くの消耗品で構成されています。今回交換した消耗品は、タイヤ、ブレーキシュー、チェーン。この3点はオーバーホール時に交換する場合が殆ど。それに加えて今回はワイヤーケーブル交換に伴いバーテープと、擦り切れたブラケットフードを交換しました。
著しい摩耗が見受けられなかったフロントチェーンリングとリアスプロケットは交換の必要なしと判断。こういったチェックもオーバーホールの作業を通して行います。
さらに車体を分解して洗浄を行っていきいますが、特に重要な箇所がハブ、BB、ヘッドセットの回転部分です。潤滑のためのグリスが満たされているこの部分ですが、使用に伴ってグリスが流れ出たり固まったりして本来の性能が発揮出来なくなってしまいます。
今回はその3点全てがクリスキングのパーツでした。分解整備しやすい構造になっているので、しっかり洗浄してグリスアップします。
今回は交換しないリアスプロケットもしっかり洗浄。もちろんリアディレイラーも分解洗浄。
愛車の本来の性能を取り戻し、且つ長く乗るためにもオーバーホールを定期的に行いましょう。
どの程度の間隔で行うのが良いでしょうか。乗る頻度によりますが、ケミカル類の耐用年数を考慮すると2~3年に1度は依頼して欲しいとカルチャークラブでは考えています。
今回もご依頼ありがとうございました。