【人生初のツーリング】名古屋から群馬県”みなかみ”へ
みなさん、初めまして!
初めまして! この4月からCirclesとCulture Clubの社員として働くことになりました。ノブです!!本名は早川 喬雄です。
約2年間、ここカルチャークラブでバイトとして働いていたので顔や名前を知ってくださっている方もいらっしゃるかも知れませんが、改めて簡単に自己紹介をさせていただきます!
今年で23歳になる僕が自転車に出会ったのは約3年半前。初めての購入したスポーツ車がピストバイクでした。 そこからクリテリウムやトラックロクロスのレースに出たりトリックをしたりしてみるみる自転車沼にハマっていき、今に至ります(笑)
初ツーリングの相棒はKONA!
自転車に乗り始めてからずっとピストバイクに乗っていた僕ですが、サークルズのみんなが山の中を自転車で走ったりしているSNSの投稿を見て楽しそうだな…と思って先輩に相談していると… いつの間にか買っている自分がいました(笑)
それが今回の相棒となるKONA Libre / リブレです!! MTBのイメージが強いKONAのファストツーリングバイクとなるリブレをバイクパッキングスタイルにして、いざ出発。
前々から決まっていた入社前ツーリングですが、準備が苦手な僕は出発前日にホイールを組み、出発当日にバーテープを巻きやっと出発の準備が整いました。 出発する頃にはもう正午を回ってました…
最終目的地を群馬県みなかみ町に設定してルートを計画、1日目は中津川までの約100kmの道のりでした。 最初は名古屋市内を走り抜けて愛知県瀬戸市に入ると段々と山が見えてきました…
登りが苦手なので遠回りをしてもなるべく登らないようなルートで走っていましたが、岐阜県に入ると避けられない登り坂が始まりました。 国道19号線でアップダウンを繰り返して中津川市に入りましたが、昼に出発したこともあり中津川に着いた頃には既に周りは真っ暗になっていました…
ホテルに着いた僕は、疲れた体で眠い目を擦りながら温泉に行きました。 温泉に入った途端一日の疲れとともに意識まで飛びそうになりました。 今までの人生の中で入ってきたどの温泉よりも気持ちよかったです(笑)温泉を出た後はお決まりの牛乳を飲み干して部屋に戻りベッド再び横になって気づいたら次の日の朝でした(笑)
地獄への道のり長野県…
1日目の疲れをしっかり癒して2日目をスタートさせました。 2日目は中津川市から長野県松本市までの約125kmの道のり。 もちろん登りをなるべく避けるルートです(笑) 天気予報を見ると晴れのち曇りになっており「気持ちよく走れそう!」と出発前までは思っていました…
早朝で静かな宿場町 中山道43番目の宿場「馬籠宿」 大きな水車が有名
ホテルを出発してすぐに中山道の宿場町である「馬籠宿」を観光、その後1時間ほど走り長野県に入るとかなり怪しい雲が… 少し走ると雨が降り始めて段々強くなっていきました…
昨日に続いて登りを避けたルートでもやはり避け切れない登り坂が出てきて、しかも登る連れて気温は徐々に下がり気付くと一桁。雨で体温も体力が奪われ精神的にもかなりキツくなっていきました。 もう心の中では「雪になった瞬間絶対輪行してやる」と思っていましたが、雪になる事はありませんでした(笑)
最後まで雨に打たれてつら過ぎて泣きそうになりながらも何とか走り切ることができました。 最終的には約130km/3,500mアップの道のりとなった2日目、ホテルに着いた瞬間、温泉へと直行です。1日目と同様に気持ち良過ぎて意識が飛ぶかと思いましたが、冷え切っていた体には温泉が熱すぎて全然入れませんでした(笑) 夜の松本城の城下町はとても幻想的で綺麗だったので心と体力に余裕がある時にもう一度ゆっくり観光したいです。

余裕の3日目?
3日目は松本市から長野市を目指しての約90km、2日目と大きく変わり天気も良く、高低差もさほど大きくないとても気持ちの良いルートでした。 その道中は渓谷を川とともに走る道のりで、途中の道の駅で月見そばを食べ、職員の方と世間話をしてお腹も心も満たされたところで再出発。 走っていくと冒険心をくすぐる道が出てきました。
永遠に続く犀川
そんなこんなでゴールまで約4時間の道のりでしたが長野市に入るととても冷たい風が吹いており、今回の旅では最低限の荷物しか持たず、防寒具になるような物を持ち合わせていなかった僕は体を震わせながら走っていました。
長野市・善光寺の門前通り
長野市といえばの善光寺を観光しながらこの後のルートを考えていると、次の目的地である群馬県高崎市まで到底一日では辿り着くことが出来ない地獄の様な道のりしかなく、ここで無念の電車を使って輪行することに。 本当に悔しかった.. 皆さんはしっかり予定とルートは考えて行きましょう。 僕みたいになります…
強風の地、群馬県前橋市
3日目の夜に無念の電車を使い、何とか群馬県高崎市に着いた僕は駅で輪行の片付けをして宿に向け出発したのですが、そこには台風でも来ているかのような強風が吹いていました… さすがに明日の朝には風も穏やかになっているだろうととりあえず眠りについたのです。
しかし、翌朝起きても強風は収まっていなく、平坦にも関わらず登っているような感覚で漕いでも漕いでも全く前に進まず体力がどんどん削られていき、4日目は朝から絶望を感じました…
途中サイクルショップ・タキザワさんに寄った時にお勧めされた近くのサンドイッチ屋さんに!いざ行ってみると…
なんと定休日… 無念… 知り合いの方と合流して色んな話をして良いルートを教えてもらい高崎市を出発しました。
ゴールの町に近付くに連れて雪がちらほらと残っているところもあり、ふと前を見ると雪山が!!
元気なニコがお出迎え
みなかみ町に着くとシムワークス特派員の茶屋さんご家族とニコが待っていてくれました!! 着いたらすぐに温泉に連れて行ってくださり、その帰りはお山の食堂 たんとくわっさいで夜ご飯を食べに行きました。(「たんとくわっさい」はこの地域で「たくさん召しあがれ」という意味だそうです。)
マスターが猟師もしており実際に近くの山に狩り出掛け、鹿や猪などを自ら捌き提供しているとても素敵なお店でした。雰囲気もよくお料理もとてもおいしかったです!! この日は茶屋さん宅に泊めていただけるとのことだったのでお言葉に甘え泊めさせていただきました。
5日目の水上探検!!
5日目の朝は愛犬ニコの散歩からスタート。 その後には昨日の夜ご飯で出会った茶屋さんのご友人と一緒に町を自転車で探検し、乗ったり押したり担いだりなど色んな所を案内してくれました! みなかみ町を探検していると住民みんなが顔見知りですごく人間のお暖かさを感じられる場所でした。



午後は車に乗り換えてモグラ駅こと土合駅に向かいました。 名前の通り地下深くにホームがあり、まるで映画の世界の様な駅でした。最下部まで続く階段は462段もあり、エスカレーターやエレベーターなどはないのでひたすら自分の足で進んでいきます。

土合駅は元々駅務室だった部屋を改装したカフェでコーヒーやビールなどが味わえたり、みなかみ町の自然をキャンプスタイルで楽しめるDOAI VILLAGEという場所もあるみたいなので、もし宜しければ行ってみてください!! 夏休みに自転車を持って行っても楽しめそうです。
こんな感じでみなかみ町もたくさん楽しみ、人生初ツーリングのゴールと終わりを迎えました。このツーリングで様々な人や事に出会いとても大きく成長出来たと思えるツーリングになりました。 もし、次行ける機会があったら今度はしっかり準備をしてあらかじめルートを調べて行きたいです(笑)
今回のツーリングも楽しかったですが、やはり僕はピストバイクも好きだと改めて感じました!!
なので、5月22日・23日に滋賀県で開催されるOMM LITE/BIKE YOGO 2021と、29日・30日に山梨県開催される
白州の森バイクロア7にはピストバイクで出場予定です!! 出場するバイクもカルチャークラブのブログにて紹介するのでお楽しみに!!
という事で、ノブでした。みなさま今後とも宜しくお願い致します!
