【ライドレポート】伊豆で感じた自転車文化
みなさまこんにちは!大作です。
ついつい走りにいきたくなってしまうこの時期は、スタッフ同士で「走りたいね〜」と自然とライドの企画が生まれてくるのですが、この時期を見越してかねてより計画していた伊豆ライド。
実は去年の11月くらいに、当時東京店に居たヨッシーこと吉本さんに誘われ伊豆を探索するライドをやっており、その経験をもとにブラッシュアップしたいわば「完成版伊豆ライド」となります。

伊豆半島と自転車の関係
伊豆半島といえば、温泉地や美味しい海鮮、美しい景色を見ることのできるエリアなのですが、実は自転車との関係も深い場所なんです。
絶景を見ることのできる西伊豆スカイラインや海岸線沿い、そして何よりオリンピック自転車競技の開催地になった「自転車の国 サイクルスポーツセンター」があります。


MTBクロスカントリーレースもここで開催されました。
当時見た人は絶対「ダウンヒルかよ…!」と思うほどのドロップを走り抜けるコースは記憶に残っているのでは無いでしょうか。(マチューの前転含め)
僕らもライド中にこのサイクルスポーツセンターに立ち寄り、MTBコースは走りませんでしたが日本が誇る自転車文化「競輪」の練習と立ち会うことができました。

直に見ないと中々迫力が伝わりませんが、バンクの角度やスピード感といい、僕らが普段見る自転車とは全く違うものが目の前に存在していました。
オンロードと競輪を楽しんだらグラベルへ
伊豆半島はおよそ200万年前、プレートと火山活動によって本州と合体し、約60万年前にほぼ現在の形になりました。ですので地図を見ても分かるとおりほとんどが山に囲まれていますし、溶岩が流れてできたいくつもの細かい谷も形成されています。
その谷を駆け降りることができるので長く緩やかな路面。要は程よいスピード感とフローな路面がとても楽しい。名古屋周辺の山はどうしても急斜面な場面が多いのでこの感覚は求めていた路面そのもの。
ついつい気持ちよくて乗ってしまうスピードをなんとか自制して下っていきます。

一緒に走る人の数だけタイヤ痕もさまざまで面白い。





グラベルの途中には川渡りな場面も。アドベンチャー!

お約束の落車も。(幸い怪我はありませんでした。)


ライドの締めはCXで。
グラベルライドを堪能して、帰路に向かう途中の河川敷にあったシクロクロスのコース。グラベルに乗る僕たちのバイクがピッタリな人工のコースにみんな気持ちが舞い上がって、なぜか一人ずつ計測してレースをすることに。
それまでただライドを楽しんでいた皆が一気に本気になって一周を競います。





自慢になってしまうんですが、結果は自分が一番でした。
嬉しい気持ちはもちろんなのですが、「速く走る」となるだけで体の使い方、目線、バイクコントロールがより研ぎ澄まされたものに。今まで以上に「バイクを操る」という楽しさを感じた瞬間でしたし、MTBで山へ何度も繰り出していた経験がここで生かされたことも意外な嬉しさでした。
車種は違えど、つながるとことがあるのは自転車の面白いところかもしれませんね。
走るだけじゃあもったいない!
単なるグラベルライドだと思ったライドが、実はオンロード、グラベル、トラック、MTB、シクロクロスと自転車のいろんなジャンルを楽しめたとても濃い1日。
これもライドを企画したヨッシーの企み(さすが)だったのですが、単に走っても面白いライドに何か他の意味や目的を加えると楽しさが倍増するとてもいい機会でした。
皆さんもぜひいつものコースや初めていく所へ、何か別の目的やテーマを見つけたり決めて走ってみてくださいね。
