SURLY Straggler が入ってきた!
長らく欠品が続き、直接見る機会がなかったSraggler / ストラグラー が新しいカラーを纏って再入荷しました。
そもそもStragglerって?
個人的な考えですが、Stragglerは僕たちが住む日本という土地において「走りやすさ」と「汎用性」のバランスが一番取れたバイクだと思っています。
取り回しのしやすさと走行性を併せ持つ650bのタイヤサイズが基本の組み合わせに加え、ロードバイクのような走る楽しさを体感できる700c(32cくらいがMAX)も装着できます。
さらにはStragglerの顔とも言える特徴的なリアエンドのおかげでピストバイクのようにシングルスピードにも、グラベルバイクのようにも組むこともできます。
少し逸れますが、Stragglerのリムブレーキモデル「Cross Check」は昔ながらのロードフレームに採用されていた逆ヅメエンドをさらに延長させ、幅も132.5mmと130mmのロードハブも135mmのMTBハブも使うことができるよう考えられて作られました。
そのおかげでSURLYの考える「シンプルで、有能で、扱いやすく、気が遠くなるほどの自由を与えてくれる」自転車となりました。
そして時代の流れとともにそれまで主流だったリムブレーキからディスクブレーキという新しいシステムに対応できるように改良されたのが Straggler です。
早速組み立てさせていただきました。
普段使いから休日のキャンプや友達とグラベルライドにも使いたいという要望から組み上がった1台。
オンオフどちら調子良く走れる ULTRADYNAMICO Roseのタイヤを装備し、ハンドルは絶妙なフレア角度とドロップの形状をもち、ハードテイルやツアラーにも似合うSIMWORKS To Smile Barを装備。
オフロードバイクに似合うハンドルでしたので少し頭でっかちになるかなと心配していましたが、実際つけてみるとかなり良い感じにまとまりました。
コンポーネントは高い耐久性と安定した変速をもたらしてくれるSHIMANO Cuesをチョイス。
すごくニッチな話ですが、今回 CUES を MICRO SHIFTの10s ダウンチューブシフターで動かしています。
スプロケットの間隔が10s MTBのスプロケットと同じで、リアディレイラーの形もMTB系だったので「もしかしたら…?」と思い、試したところ問題なく変速しました。
ダウンチューブにシフターを取り付けたので、もしハンドルをフラットバーに交換したくなってもハンドルとブレーキ、グリップを交換すれば簡単に変えることができます。
SURLYの個人的にとても好きな部分がこのWレバー台座をちゃんと残しているところなんですよね。
これがあるだけでカスタムの幅が広がり、結果乗る人により合わせたカスタムができるようになります。
SURLYは「初めて」の方にもおすすめです
SURLYとは決して高級バイクメーカーではありません。昨今の価格高騰によりフレームの金額も上がってしまい、高級車の如く手が出しにくくなった事実は否めません。
が、そんな中10万円を切るフレームセット「Preamble / プリアンブル」を新たに打ち出したり、Stragglerのように150cmから180cmまで乗れるサイズ展開をしてるブランドは、純粋に自転車を楽しんでもらいたいという思いを持つ、自転車が好きなクルーたちが20年以上やり続けているブランドです。
新たに自転車を始めたい方、複数の自転車を持つ方、老若男女どんな方でも楽しめるので自転車をお探しの方はぜひ。
そしてそのSURLYの中でも街乗りや休日のライドでも楽しみやすく、幅広い身長に対応したStragglerは初めての1台にもぴったりですのでぜひ候補に加えてあげてくださいね。