【ハンドル周りのカスタム】当時の雰囲気を纏って快適にパワフルに楽しみましょう!
いや〜、一気に夏を感じる気温になってきましたね〜。
学生の頃は夏休みに半袖短パンで真っ黒になりながら(今も日焼けはすごいですが笑)長距離を走ったものです。ですので外に出たくないという思いの反面、ツーリングに出かけたい!という気持ちにもなるんですよね。
さて今回はそんな旅やライドにおすすめで、かつ人によっては懐かしさを感じるアイテムのご紹介です。
NITTO MT-E6 Bar End Bar
このMT-E6は当時のデッドストック品。あの頃の空気を纏ったまま、カルチャークラブに入荷しました。

とても個人的な思い出なのですが、学生時代MTBしか持っていなかった自分。ツーリングやライドにハマって走っていたのですが、どうも手首が毎回疲れるし縦向きにグリップを握りたくなる。ロードバイクがほしいけど高くて買えないし、ドロップハンドルにするのにもまあまあお金がかかる。
なんとかしたい…!と自転車雑誌やカタログを買い漁り、見つけたのがこのバーエンドバーというアイテムでした。(バーという単語が二つもついているので当時強い印象を受けました。)

「数千円でもっと楽なポジションで走れる!!!」
そう分かった瞬間に自転車屋へ飛び出していきました。そしてロードバイクを手に入れるまでこの小さなパーツに助けられ続けたのです。
より楽しみたいという思いから生まれたアイテム「バーエンドバー」
フラットバーは力が入れやすく、コントロール性が高いため。地面からの突き上げを腕でいなし、自身の体重やバイクのコントロールをする上で真横に伸びた形は最適なのです。

しかしながら、人の腕はその構造上、フラットバーを握るよりドロップバーやブルホーンバーのような縦で握る方が余計な力が入らず長時間握っていても疲れにくいです。

特にツーリングなど長時間の走行に対してフラットバーだと腕を90度曲げて走る体勢になるので手首に負担がかかってしまいます。実際90年代、当時のバイカーたちはこの負荷のために手首や腕を痛めていました。いわゆる腱鞘炎ってやつですね。
そこでSCOTT AT-2のようなハンドルが生まれたりしたのですが、そもそもハンドルを交換することなく、楽な縦のポジションで握れるようにと生まれたのがこのバーエンドバーなのです。






登坂で腕を引き、巡航では姿勢を変え、疲れたら手を休ませる。たった140mmの突き出しが、あなたのバイクに“もうひとつのハンドルポジション”を加えてくれるのです。
カスタムは自由。だけど、その自由には“知恵”がある。NITTOが残したこの名作を、次の旅の相棒にしてみませんか?
