【Rebuilt By Culture Club】KONA Jake CX x CRUST Cargo Fork
5年、10年、それ以上の時もありますが、ずっと使われていなかったものを再び使いだす、なんてことは普段の生活ではあまりないことだと思います。
あるとしたら古着やアンティークなどでしょうか。
それらは当時の感性や流行を反映させたモノ。
長い時間が経つと、デザインや色使い、構造など今にはないものとして惹きつけられるものになったりします。
今回店頭完成車として組んだバイクは割と最近ではありますが、それでも2010年モデルと10年以上前のバイク。そのフレームを元に街乗りにもってこいなバイクとしてアッセンブルしました。
MTBメーカーが作るレーススペックバイクのフレーム
KONAは80年代後半にマウンテンバイクブランドとしてできたカナダのバイクメーカーです。
そしてシクロクロスという競技用バイクを完成車として初めて発売したメーカーでもあります。
そんなKONAが出すJakeというシクロクロスバイク、今こそ技術が進歩しさらに軽量なフレームも出ていますが、当時軽量化を意識されアルミ素材のフレームとなっています。
パイプの径が少し太いのは肉厚を薄くしつつ、強度を持たせるためですね。(逆にクロモリは強度があるのでパイプを細くすることができます。)
フレームのカラーリングはシンプルなマットグレーに、メーカー名であるKONAとモデル名の「Jake」のロゴが入ったとてもシンプルなデザイン。
「KONA」を縁取る帯状のデザインは現代のバイクにはあまり使われないため、時代を感じる部分となっていますね。
さらに時代を感じる部分といえばここ。
ブレーキにはいくつか種類があるのですが、この時代主流だったのはカンチタイプ。
リアには橋のようなワイヤーの受けが溶接され残っています。
今回は安定した制動力と、補修部品の多さなどからVブレーキというタイプに交換。急な坂やたくさん荷物を乗せても安心して止まったり、減速することができます。
奇抜な見た目とは裏腹に便利なCRUST Cargo Fork
そんなJakeのフロントを支えるフォークはCRUSTのCargo Fork。
取り付けるとどんなバイクもスーパーユーティリティサイクルトラックに変身させるフォークです。
タイヤを20インチにすることでラックの位置が大幅に下がり、大量の荷物が積めるようなっています。
また、位置が低いと安定感が増すので、例えばスーパーでお米を買ったり、水をまとめ買いしてもこのフォークに乗せて家まで走って帰ることができるでしょう。
スムーズさと安定性を両立
タイヤは後ろが700x40c、フロントが20×1.75とママチャリより少し太めで街中の段差を難なく越えれます。
また、タイヤが太いとそれだけ空気の量が多いので乗り心地も良くなるんです。
それでいて後ろは700cというロードバイクにも採用されているタイヤの大きさでちょっと急ぎたい時や街中を少し外れてサイクリングをしたくなってもスムーズに走れるサイズとなっています。
KONA Jake x CRUST Cargo Fork
¥128,000-(税込)
Size | 47(適正身長165cm~) Top:520mm / Seat:470mm |
Color | Gray |
Speed | 1×8 |
Tire | SCHWALBE Mondile 700x40c / Marathon 20×1.75 |
Grip | ODI Vans V2.1 Lock-on Grip |
気になる点などありましたらお気軽にお問い合わせください。
それでは。