サイズを見てみましょう – 自転車のフレームと身長の関係性
自転車を選ぶのに身長なんて重要なのかな?
新生活が始まり一ヶ月が経った頃でしょうか。
通勤通学を楽しくしようと近くの自転車屋さんを見ていたら、「身長はどれくらいありますか?」と聞かれませんでしたか?
ママチャリ文化が浸透している日本では「自転車のサイズ」と言えば26インチや27インチのような車輪径のことを指し、それ以外に「サイズ」があることなんて知らなかった方がほとんどではないでしょうか。
スポーツ自転車には車輪以外にも本体部分の「フレーム」にもサイズがあります。
そのフレームのサイズは自転車を選ぶ際に大変重要になります。 パーツのグレードや重量よりも重要とも言えます。
なぜ自転車にフレームサイズがあるのか?
答えを言ってしまうと「人間みな身長が違う」からです。
「いや、でも170cmの自分と150cmの妹では同じママチャリに乗ってたよ」
そうなのですが重要なのは、「乗れてしまう」ことではありません。 イメージしやすいように身近なモノで例えてみましょう。
誰しもが必ず持っていてサイズが存在するモノ、今の足元もしくは玄関にある靴はどうでしょう。
靴屋さんに行くと26.5cm、27.0cm、27.5cm(表記は違えど、8インチ、8-1/2インチ、9インチ )などなどココには書ききれないくらいのサイズが存在していますよね?
自分の足に合ってないサイズの靴を履いていると、靴擦れを起こしてしまったり脱げてしまったりと、本来靴が持つ機能を十分に発揮することができません。 やはり、サイズのピッタリ合った靴の歩きやすさは全然違いますよね。
まさに自転車も同じなのです。
無理をすれば、身長の大きな人が小さいサイズの自転車に、身長の小さな人が大きいサイズの自転車に乗ろうとすれば乗れるかもしれません。
しかし、その無理矢理をしたことで失われてしまうのは快適性や安全性です。
美しい山々や広がる海を一望するための、大切な友人と遊びにいくための、今日の夕飯の食材を買いに行くための、何かをするための道具である自転車は、少しでも快適で安全であってほしいですよね。
だからこそ、自転車のサイズは重要なのです。
さて、なんとなく自転車選びで重要なポイントを感じていただけましたか?
今回は「なんとなく」でも問題ありません。 自転車のサイズがあるということだけでも知っていただければ、あとは私たち自転車屋の仕事です。
自分の身長に合った自転車のサイズで、自分のライフスタイルに合った最高の1台を見つけましょう!
それでは、Culture Clubeでお待ちしています。