手組みホイールはこう出来ている!!
今回は僕らがどの様にホイールを組んでいるかを手組みホイールの利点と共に簡単にご紹介していきたいと思います!
手組みホイールは何が良いの?
使用する目的、場所によってご自身に合ったホイールを組む事ができるのが手組みホイールの良さであり強みです。
例えば、長距離のツーリングなどに行きたい方の場合、硬いホイール(スポークテンションが高いなど)だと地面などの凹凸がダイレクトにライダー自身に伝わり易いので疲れやすいホイールになってしまいます。
その場合スポークテンションを少し弱めにしてあげたり、ハブをスモールフランジにしてスポークを長くする事で柔らかく粘りのあるホイールにするのが良いでしょう。
それでは実際にどの様に組まれているか説明していきます。
Step 1【ホイールを組む為に必要な準備】
まずホイールを組むのに必要なパーツを揃えましょう。
必要なパーツ
- リム
- ハブ
- スポーク
- ニップル
以上です。
Step 2【スポークをカットしよう】
ホイールを組むにもまずスポークの長さを決めなければいけません。
リムのインチ数や高さ、ハブのフランジサイズなどで変わるので毎回計りましょう。
ここを怠って「大体これぐらい」で組むとニップルを最大限回してもスポークテンションが張れなかったり、スポークが短すぎてホイール自体に十分な強度が確保出来なかったりしまいます。
スポークの長さはPRO WHEEL BUILDER , スポーク長計算鬼 などを使い項目を埋めていくと自動で計算する事が可能です。
そして計算が出来たらそのスポーク長に従って、スポークをカットしていきます。スポークカッターは値段がかなり高いのでカットしてもらうか、その長さの物を注文するのが良いと思います。
Step 3【緩み目は忘れずに!!】
スポークのカットが完了したら忘れては行けないのが緩みどめの塗布です。
緩みどめがあるかないかだけで使用した際に振れやすいホイールか振れづらいホイールかが変わってきます。
Step 3【ホイールを仮組みしていく】
Step 2 で準備は完了、早速ホイールを組んでいきましょう!
ホイール組には【JIS組、ITA組、1クロス(二本組)、2クロス(四本組)etc…】沢山の組み方が存在し、強度や進行方向が決まる事もあるので注意しましょう。
詳しい方法や種類などは、プライベートレッスンなどでお教えしますので是非ご利用ください!!
こんな感じでスポークをハブに通し編み込みながら組んで行き全て通し終わったらホイールの仮組みは完了になります。
Step 4【本組みをしていく】
仮組みまで完了したら振れ取り台にセットしニップルを締め込んでいきます。
ここでの注意点としてはニップルを回す前に潤滑油などをリムとニップルの擦れる部分に塗布しておきましょう。塗布することによって滑りが良くなりニップルに傷がつきにくくなります。
※注 ニップルとスポークの間に入ってしまうと緩みやすくなってしまうので、ご注意ください!
そして締め込んで行ったらニップル回しを使って振れをとって行きます。
その際使用するニップル回しはニップルの種類、サイズによって変わってきます。違うサイズで回してしまうとニップルがなめてしまったりする場合があるので注意しましょう。
そしてある程度振れが取れたら、ホイールのセンターを確認しましょう。
ホイールセンターは完成に近づくにつれ、出しづらくなるので早めのうちに出しておくのがコツです。
上記の作業を何度か繰り返しストレスを与えても振れが出ない状態になり、振れもなく、ホイールのセンターも出ており、スポークテンションが均一になったら完成です。
自分に合ったホイール組んでみませんか?
このブロを読んでみて少しでも気になった方はお気軽にご相談ください。
また、自分でホイールを組んで見たいと思った方はプライベートレッスンも随時募集しておりますのでお気軽にお申し付けください!
店頭に来れない方はメールなどでもお問い合わせ可能ですので、カルチャークラブのホームページ一番下にお問い合わせフォームが御座いますのでそちらからお問い合わせください。