挟まれるとパンクします
自転車トラブルでは圧倒的に身近な存在のパンク。
パンクと一言で言ってもそれには様々な原因がありますが、その中でもパッと思いつくのは釘やガラス片などの鋭利なものを踏んでしまうこと。もちろんそれでパンクしてしまうことはあるのですが、同じくらいメジャーな原因があることを声に大にして言いたいです。
ちなみにこれはママチャリでもスポーツ車でもジャンルを問わず全ての自転車に関係するお話です。
ここで答えですが、パンクの原因の同率一位はリム打ち。いわゆるリム打ちパンクです。「リム打ちパンクって何…?」って思われた方も少なくないはず。

まずはリム打ちパンクのリムとは何ぞやという説明からいきましょう。リムは車輪の外周を覆う金属の輪っかのこと。タイヤやチューブが収まる部分ですね。

そしてタイヤが取り付けられているので、普段は見ることが少ないリムの内側はこのような形状になっています。さて、そのリム打ちパンクはどのようにして起こるのでしょうか?

ズバリ!スピードの出た状態や空気が少ない状態で段差を越えようとすると、リムと段差にチューブが挟まれてパンクします。

ちなみにこちらはリム打ちが原因でパンクしたチューブ。赤丸で囲った部分には2本の筋のような穴が空いています。先ほど見ていただいたリムの内側の形と穴の形がそっくりですよね。
色々話しましたが、ここで何を一番伝えたいかと言うと「空気を定期的に入れてください!」と。これだけで世の中の多くのリム打ちパンクは防げます。あと強いて付け加えるのであれば、段差を乗り越える時は速度を落として、抜重(具体的にはサドルからお尻を浮かせて体重移動させること)をしてあげることで更にリム打ちパンクのリスクが抑えられます。
今回はリム打ちパンクに注目してお話ししてみました。カルチャークラブでは営業日であれば空気入れの貸し出しをしていますし、空気入れの販売もしているのでご相談ください!