繊細でシンプルな見た目とは裏腹に可能性を秘めた一本です。
アメリカ国内にて素材集めから生産までを行うクリスキングはかつてフレームの制作も行っていました。
流行やトレンドに左右されることのないベンチマークとして確立させるため、長きに渡り力を注いで来たシエロバイクリスキングのバイクは、極めてシンプルでベーシックなもの。
Cross Classic / クロス クラシックはベーシックなOSヘッドセットにカンチ台座、逆爪エンドと、見慣れた(むしろ過去になりつつある)規格を持つこのフレームは、そのシンプルな見た目とは裏腹に多くの可能性を秘めたフレームです。
40c前後まで入るタイヤクリアランスは街乗りから自然の中へ飛び込んでいけるタイヤまで、幅広い選択肢を与えてくれます。
また、フェンダーを取り付けることも可能ですのでモダンスポルティーフなコンセプトで組み立てて見ても面白いかもしれません。
リアエンドは逆爪ですのでシングルスピードでも組み上げることができます。
主流になったディスクブレーキの良さに惹かれ選択肢から外されてしまいがちなリムブレーキ。
しかし、輪行や普段使いではカンチやVブレーキもメンテナンス性、扱いのしやすさなどからとてもおすすめなブレーキです。
主流が正しい。これはそうかもしれませんが、自分の使い方に一番マッチしているものを考え、選択し「使い切る」それを目指してバイクを組んでみても良いかもしれませんね。
このフレームについて考えていると、ふと頭をよぎるのがSURLY Cross Check。
現行ではCrossClassicやCross Checkのような可能性を秘めたフレームはStragglerやLowsideがそれに当てはまります。
Cieloの繊細でシンプルなフレームはもちろん、タフで気軽に使えて縁の下の力持ち的なバイクをお探しの方はぜひSURLYも選択肢に入れてみてくださいね。
少し脱線しましたが、今回このCross Classicは元々のオーナー様の手を離れカルチャークラブに入荷しました。
細かい傷などはありますが、状態は非常に良いです。
ぜひ素敵な1台を組み上げてみませんか?