ツアー・オブ・カリフォルニア行ってきました
もう何ていうタイトルでしょう、まんまですね。
先日の日曜日より始まったツアー・オブ・カリフォルニア。
アメリカ最大のステージロードレースであり、日程的にもろかぶりなジロ・デ・イタリアを差し置いてワールドチャンピオンが出場していたりします。
今年からレースカテゴリー(サッカーのJ1,J2みたいなもの)も上がり、どのチームにとっても重要度が増したのは言うまでもありません。
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なんてレース実況やリザルトなどは、専門のサイトにおまかせしておきましょう。
そこで今日は僕自身、初のプロロードレース観戦となったステージ1で感じたことをお話させていただきます。
プロロードレース、生で見た経験のお有りになる方は少ないかと思います。
ただ結論から言いますと、ぜひ機会があれば見ていただきたい。
中々、見る機会は少ないでしょう。
しかも、世界のトッププロが集うとなると・・・。
日本では、そんなに多く開催されていませんし実際見れるのも一瞬です。
あっという間に目の前を通り過ぎていきますから。
正直、選手を区別する時間もありません。
今回は、スタート・ゴールが同じ場所であり、終盤に周回コースとして市街地が設定されていたため何度か選手の姿を見ることが出来ました。
でも、一般的なステージレースではスタート・ゴールは別の町な事が多く周回コースの設定も無いですから頑張っても数回しか見ることが出来ないでしょう。
それを越えても行く価値があるか?
疑問に思わなくもありません。
ただ、あのスピード感とその場所での高揚感は、何者にも変え難く。
長い人生の一日を新たな経験に費やすのは、有意義なことだと断言します。
TV中継でよく耳にする、「集団が生き物のように動く。」
画面の中では何度となく見てきましたが、実際に目にすると鳥肌がたちます。
大きなレースであればもう100年以上続いてるロードレース。
何故つづくのか生で見ると理解というより感じることができます。
当然如く、ゴールを待つ会場はエンターテイメントに溢れ、ウロウロしているだけでも時間が経っていきます。
お腹空けば、コース脇のタコス屋から観戦も可能です。
公道を長時間閉鎖して行いますから、地元警察の協力は必須です。
パトカーの警察官もピカピカのパトカーを自慢しています。
ピットゾーンを歩けば、メカニックの仕事を見ることが出来たり、
選手自身の小技が見れたりします。
そうなんです、レースそのもの以外にも見るべきものが多くあり、何よりも現場の空気感を感じられることが重要なのです。
観戦には、多くの子供達も来ています。
あの空気を子供の頃に体感することは、とても良い経験になるかと思います。
そして、その経験をした子どもたちの中から選手やメカニックを志す子が現れ、
その中の一部が実際に選手やメカニックになり、
次の世代が生まれ、
歴史が積み重なり、
文化となっていく。
そうなんです、全ては繋がっているのです。
当ブログでは、レースのことを取り上げる機会は多くありませんし日本自転車界のレース中心主義はさして興味がありません。
ただ、レースが持つ重要性も多くあり、そのことが少しでも伝えられればと思い今回のブログを書かせていただきました。
コレを読み、誰かにロードレースへの興味をわかせることができれば幸いです。
僕個人の経験として最高だったのは、
世界チャンピオン”サガン”の自転車に小指でこっそりタッチしたこと(笑)、
そして、そのサガンと並んで信号待ちしたことでしょうかね。
そんなスペシャルな体験、現場でしか出来ません。
これからもCultureClubは現場第一主義でやっていきたいと思います。